2019年 05月 12日
『レースの庭』シリーズが生まれたのは、、、 |
革でレースのような表現ができないかしら??
との思いから生まれたシリーズ。
それは、数年前あるアンティークレースのピースに強烈に魅せられて
始まりました。
子供の頃からレースのリボンが好きだったこともあり、
大好きなParisへの旅ですっかりアンティークレースに魅せられた私。
気が遠くなるような膨大な時間をかけて、誰かの手から生み出された
繊細で美しいピース。
そして、それが手から手へと大切にされながら長い時を重ねて
今目の前にある!! という興奮。
どんな人がどんな思いでこのレースを作ったのか?
どんな人たちの元で愛されて ここまでやってきたのか?
時の重なりや人々の気配の痕跡を想像すると
頭の中をさぁーっと色々なイメージが駆け抜け
まるで時空を旅しているような高揚感に包まれます♪
まだsato-caを始める前の2008年
2度目のパリ旅行 そして初めての蚤の市
広大なクリニャンクールをぐるぐる観光気分で回っていました。
何かを探していた訳でもなく、初めての蚤の市の雰囲気を楽しみ
旅の思い出になる素敵なお土産的なものに出会えたらいいな
くらいに、、、。
結局初めてすぎて戸惑い
何も手にしないままクリニャンクールを離れようとしたその時
まるでフジ子・ヘミングさんみたいに雰囲気たっぷりなマダム(笑)の
テント小屋のようなアンティークレース屋さんに出会いました。
そこでの、衝撃的な出会いがこのピース!
無造作に積み上げられていたアンティークレースの山の中に
初めて見るタイプが!!
この男性の横顔のレース。
今まで見てきたフェミニンな雰囲気とは全く違う、、、
甘すぎず素朴な温かみを感じ夢中になりました。
それからは、家に持ち帰ったこのレースを時々眺めながら
妄想の時空の旅を楽しむ日々、、、笑
sato-caをスタートしてから4年の2017年
このレースのトキメキを、革で表現したい!!! 突然突き動かされました。
あのレースを手にしてからだいぶ時が経ってますね。
そして、これからも大切に育てていきたい
『レースの庭 ~le jardin dedentelle~』シリーズは生まれました。
革で作られた sato-caのレースの庭をのんびりと歩くように
楽しんでいただけたら嬉しいです。
by sato-ca12
| 2019-05-12 11:18
| 作品